<Sクリスチャンセンター脱会者の記録>


Sクリスチャンセンター教義と活動



■2.活動実態

2−C.犠牲を伴う奉仕活動

a.)Sクリスチャンセンターは、『終末の裁き』『殉教』『悪霊の影響・見分け』『神の癒し・預言』『神の声・召し』を強調して、Sクリスチャンセンターの教会で奉仕することを促す。

b.)その前段に、まず安定会員を『S神学校』に入れる。(授業は東京と長崎で収録され、各個教会にインターネット配信される。授業は有料である。)

c.)人によっては神学生の自覚無く、ただの学びのつもりで出るが、授業料を払い、週3回以上の礼拝や集会、一日2コマ週数日の授業出席を促される。そこで、毎回、Sクリスチャンセンターのビジョンと『神のわざ』を起こす『聞き従い』のあり方と、今までの実績を語り、個人の信仰に働きかける。そうして、Sクリスチャンセンターの国内教会、関連法人、海外拠点で活動する動機を、神からの使命として、自発的に持つように啓発する。礼拝中に目をつぶらせ、献身の決断を頻繁に募ることもある。また、活動の手段や守りとして『賜物』『悪霊』『権威秩序』の重要性を説く。海外在住奉仕者も、有料での受講が義務である。

d.)一定期間、出席実績があると、教会内の用事を頼まれるようになる。また、『聞き従い』『預言の訓練』『賜物』『悪霊からの守り』のためにと、2−B.a@の『朝5時半からの祈り、一日5時間の祈り、150回の預言、10章の聖書通読』の日課を守らされるようになる。

e.)この中で、長老・牧師から強制ではない打診を受け、牧師・伝道師・法人スタッフ・教会スタッフ・海外宣教師などの奉仕者になる。神学生は、打診について、長老・牧師が『神の示し』を受けた結果と認識する。これらのことは、本人や周囲の神学生に、『神に選ばれ、任命された』『忠実さの結果』と映る。このため、神学生は、日常生活を犠牲にし、過剰に時間を費やして、神学生としての教会奉仕や日課、集会・神学校出席をする。また、長老・牧師への絶対服従を徹底し、無理な要求にも答える。

f.)しかし、実際に奉仕に就くと無給であったり、孤立無援であることが多いため、神学生時代に増して、必要経費の持ち出しや時間をとられ、家庭生活や就労を犠牲にすることがある。

g.)神学生・奉仕者・宣教師・牧師は、1−A以下のすべての内容を要求され、『神の権威』を持った上位者への無条件の服従を要求されることから、家族間の不仲が起きたり、身体的精神的健康を害することがある。また、神学校の内容や、長老・牧師のあり方・発言になぞった、理不尽な内容の『神の声』を常に意識するようになることで、自らを追い込む場合がある。また、自らを『権威者』として、他者へ抑圧的行動をする場合がある。

h.) 教団法人が発行する月刊誌、単行本、新聞について、各牧師と奉仕者は、責任長老や管轄長老が捉えた『神の指示』に従った部数の購読を『オーダー』される。



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文責・管理人:y.niho