Sクリスチャンセンター教義と活動
■1.教義的特徴
a.
)新約聖書第1コリント書12章を根拠に、『聖霊の働きによる、神の指示、予知や、病気の癒し、悪霊の見分けと追い出し』を実践していると言う。この『聖霊の賜物』の働きによって『リバイバル』が起ると主張する。b.
)聖霊による超自然的現象が、『リバイバル』のために教会員の一人ひとりを通して起こると言い、『賜物の訓練』として、教会員に『異言』『預言』『癒しの祈り』の実践を求める。c.
)これらの管理統制のために、上位権威者への絶対服従が求められる。(2−A.b 参照)d.
)教団創設者は、そのような聖霊による『預言』『見分け』『示し』を受け、現実の出来事と照らし合わせて『吟味』の上確認し、特別の正確さを持って、個人と社会・世界情勢の未来を予見している、と言う。この『神の示し』と確認に拠ってSクリスチャンセンターの教義(活動の根拠)や奉仕者任命が決められている。(2−A.a−4)参照)e.
)『リバイバル』への期待を教会員に与えるため、さまざまな現象を『神のわざ』として、教会内で強調する。Sクリスチャンセンターではまず創設者・教職者周辺の奇跡体験がそれを裏付ける強力な証拠として認識されており、逐次医学的奇跡のような内容が報告される。しかし、天候の変化、偶然の出会いなどの些細な事も神の手として報告され、日常の体験にも行き過ぎた神秘体験を求める体質がある。「Sクリスチャンセンター脱会者の記録」表紙>